株式会社商船三井 2024年度WEB版中間報告書
REPORT 3
人のつながりと創造を生む空間
新社員食堂&多目的施設がオープン
大海原に浮かぶ船をイメージした
「{Rhine}^{ライン} 虎ノ門」のバーカウンター
世界各国で事業展開を行い、新たなビジネス基盤を築いていくにあたり、最も重要な資産は優秀な「人財」であると考えています。また、グループ経営計画{「BLUE ACTION}^{ ブルーアクション} 2035」を支える人財政策に関する考え方を示した「商船三井グループ {Human Capital}^{ヒューマンキャピタル} ビジョン」では、基本原則として「多様性」、「共走・共創」、「働き甲斐」を掲げています。グループ役職員一人ひとりが持っているポテンシャルを最大限に発揮し、人で勝負すべく、よい人財の確保・育成に注力している中、持続的な成長とイノベーションを推進することを目的として行っているさまざまな施策をご紹介します。
まず、2022年に開始したオフィスリノベーションの集大成として、本社ビル15階の社員食堂{「Rhine}^{ ライン} 虎ノ門」を大改装し、2024年4月にリニューアルオープンしました。在宅勤務が定着する中で社員食堂の「つながりを創る場」としての機能を強化し、活発なコミュニケーションを促すとともに新たな発想を生む場を目指したものです。全社員に対するアンケートや社員から募集した「リノベサポーター」の意見をもとに、ユーザー目線の意見やアイディアをメニューや売店の商品選定に反映することで、役職員により愛される社員食堂となりました。
改装前の社員食堂は昼と夜の食事利用が中心でしたが、リニューアル後は朝・昼・晩の食事に加えて、打ち合わせやコワーキングスペース、執務の合間のリフレッシュ目的の利用もしやすい空間となり、一日を通じてさまざまな人が集う場所へと生まれ変わりました。カフェ&バー設備やメニューの刷新、通信環境の増強など、ワーキングプレイスとしての機能改善も図り、グループ役職員のコワーキングスペースとして活用されています。社員食堂の利用者数はリニューアル後に約1.5倍に増え、当社社員が参加したパラリンピックのパブリックビューイングなどのイベントを通してもグループ役職員が所属会社・組織の垣根を越えて一体感を形成することに一役買っています。
ランチで賑わう「{Rhine}^{ライン}」
(当社グループの商船三井興産へ運営を委託)
また、本社から徒歩5分の虎ノ門ヒルズステーションタワー内に多目的施設「虎ノ門エンパワーメントセンター{『SANGO』}^{サンゴ}」を開所しました。本施設は、オープンスペースと多種・多機能の会議室、これまで柿生研修所(川崎市麻生区)に置いていた船員訓練機能を備えた新発想の施設です。主なBCP(事業継続計画)機能もここに集約しました。
施設中央のオープンスペースは執務での利用のほか、社員同士の交流や休息、懇親会などの幅広い用途での利用が可能です。広さや雰囲気の異なる会議室、打ち合わせスペースを複数用意し、大型の会議室では最大100名でのセミナーや研修を開催することができます。ほかにも、吸音壁を備え、オンライン配信時のスタジオとしても利用可能な会議室に適した開放的な打ち合わせスペースを用意しています。船員訓練設備は、本施設の開所に合わせて新調したシミュレーターを含め計3つを設置しました。
これらの幅広い機能を持った施設に当社グループの多様な役職員が集い、非海運事業を含めた新たなステージへ進むための対話・発想の場として、そして学びや交流を通じた共走・共創(Mutually Empowered)の拠点として利用されています。
- BLUE ACTION 2035 (7,006KB)
- 商船三井グループ Human Capital ビジョン (2,361KB)