株式会社商船三井 2022年度WEB版中間報告書

 

NEWS TOPICS

2022年4月
神戸商船三井ビルが竣工100周年

当社が神戸市中央区に所有する「神戸商船三井ビル」が2022年4月に竣工100周年を迎えました。このビルは、第一次世界大戦後の大正デモクラシーの気風が入り混じる1922(大正11)年に竣工し、以来、日本の海運・港湾事業の拠点として、港町神戸とともに日本の成長を見守ってきました。その設計は、のちに大阪で竣工した「ダイビル本館」や国の重要文化財に指定された「綿業会館」を手掛けた、日本建築界の鬼才・渡辺節氏によるものです。当時の最新の技術や資材を取り入れ、建築資材の一部は当社の船で海外から運んできたと伝えられています。神戸商船三井ビルは、戦争、高度成長、バブル景気とその崩壊、阪神・淡路大震災という数々の荒波をくぐり抜けてきました。今日では、大正生まれの大規模集合オフィスビルの中で、今なお竣工当時の姿をとどめる、国内ほぼ唯一の事例として高い評価を得ています。

2022年6月
「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2022」に選定

当社は、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2022」に選ばれました。DX銘柄は中長期的な企業価値の向上や競争力の強化といった視点から、DXを推進するための仕組みを社内に構築し、優れたデジタル活用の実績が表れている企業を選定するものです。当社はこれまで社内横断的にICT(情報通信技術)やデジタル技術を活用したさまざまな取り組みを行ってきました。今回の選定では、当社が進めている「FOCUSプロジェクト」をはじめとする安全運航高度化への取り組みや、越境EC(電子商取引)サイトを活用したアフリカへの中古農機輸出事業「KiliMOL」など、デジタル技術を活用した意欲的な取り組み、社内でのデジタルリテラシー向上の取り組みが評価されました。